一般受験が機能しないの続き
今年の受験生の動向が気になります。
年内入試でどれくらい決まるのか。一般受験の動向がどうなるのか。
東洋大学の年内2科目基礎学力入試はおそらく非常に多くの受験者を集めるでしょう。追随する
大学も出てきています。
ここは併願可能ですが、入学金は払わなければならない。その20万円をどう考えるか。東洋大学は
受験料と入学金で大儲けでしょう。
というようなことはあまり関係がなく、一般受験がどのくらい残るか。おそらく昨年とあまりかわ
らないのではないか。
どのレベルの大学が一般受験に残るか。
医学部・難関国公立大学とそれに次ぐTOCKYといわれる大学群。
筑波・お茶の水・千葉・神戸・横国。
私大は早慶。
首都圏では専門に特化した国立大学は残る。東京外語大・学芸大?・海洋大・電通大・農工・都立大など。
また私大では国公立大学の併願校は残ると思います。明治・理科大・理系では芝浦工大など。
上智はうちとはあまり関係がないですが、推薦率が50%を超えて下がり気味。女子には人気があって
も男子はどうか。
高校はどうか。
偏差値70の高校は医学部・難関国公立狙い。
偏差値65位で一般受験と推薦志向に分かれると思います。この辺りがTOCKY志向か?
大学に推薦で行こうと思ったら、偏差値低めの高校に入って評定平均をとることを考えたほうが効果的。
文科省が今のところ入試の多様化といって各種推薦を奨励しています。科研費を握られている以上、
やむなく従っている大学もあるだろうと思います。
推薦だとどうしても高校で身に着けておく基礎学力が軽視されます。
今後2~3年後に「大学が大学の体をなしていない」という悲鳴が一斉に上がるだろうとみています。
(現在は文科省の方針に押されて隠されている)
基礎学力の軽視は将来的にいい結果はもたらさない。
実技系を除いてそういう人材は必要とされないのではないかと思います。