創造は永遠、破壊は一瞬
今日教室のすべての搬出が終了しました。
ほんの1時間余りでした。
まだ30代のころ、ある人に教えられた言葉です。「創造は永遠、破壊は一瞬」
人並みに紆余曲折はありましたが、何とか40年余り塾を維持してきました。
感傷を抜きにして振り返ってみると、よくやったのではないかと思います。
完璧にとはいかないが、80%くらいはやったのではないか。
受験屋さんとしては毎年の結果が全てです。
かなり高い目の目標を設定していたので失敗だったと思うことも多かったものの、
世間的に見れば、一人一人の生徒の状況を見れば十分健闘したのではないかとようやく
思えるようになりました。
それもやめると決めてからまだ1か月弱しかたっていないのに、あっという間に跡形も
なく消えてしまいました。
この3日間奈良に旅行していました。
帰りのバスで伊勢湾岸道路を通った時に、ガイドさんが「まもなく東海市に入ります」と
言った時のこと、急に何とも言えない感情がこみあげてきました。
4年間講師として来てくれたチェン ユヘンさん。東海高校から東大理三へ。
ひょうひょうとして非常にいい人でした。彼の頭脳をうまく使える生徒は少なかったと思いますが。
たぶんもう会えないのだと思うと表現しようのない気持ちになりました。
生徒と別れるというよりも講師として来てくれた人たちと縁が切れることのほうが寂しい。
何回か書いていますが、人に恵まれた人生だったと思います。
奈良についてはまた後で。