再び学力回帰

わずか3年ほどで大学受験は再び学力回帰に向かいそうです。

年内入試が相変わらず5割を超えているのですが、指定校推薦で高校の評定平均が信用

できないことに大学側が気が付いた。(あるいは最初から承知の上だった)

それで英検2級とか準1級とかの条件を付けるようになった。場合によっては模試の偏差値

を参考にする可能性もあるらしい。

もともと高校の評定平均は学校側の都合のいいように操作されているのは周知の事実だったのですが。

 

総合型選抜は合否の基準がわからないのですが、一定レベル以上の大学は一般受験レベルの学力の

上にさらに突出した能力を求めてきます。

もう高校時代にNPO活動をしたとか留学したとかいう条件では合格しないそうです。

以前からAO入試で入学した学生と一般受験生では偏差値にして10くらいの差があるということです。

偏差値が10違えば同じレベルで授業をすることは困難です。

 

文科省は学力の重要性を自ら否定しているようですが(ゆとり教育など)、学力が落ちた大学は次々に

淘汰されていきます。

これから学力をほぼ度外視した年内入試で入学した学生をどうするか、大学側の対応を見たいと思います。

 

まあ、私がもう一度大学入試に復帰することはないのですが、その原因の一端は文科省にあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です