「国公立大学しか受験しない」
こんにちは
東川口の進学塾『櫻井塾』塾長の櫻井です。当塾は、大学受験と高校受験でTOP校を目指す生
徒さん向けの進学塾です。
指導歴50年のベテラン塾長と、現役の東京大学・国公立大学等の大学生・大学院生が講師を
務めています。
このブログでは、東川口の『櫻井塾』は、どのような塾かをご紹介いたします。
さて本日は「国公立大学しか受験しない」についてのお話です
国公立大学しか眼中にない生徒がいます。
「私立大学は受験しない。落ちたら浪人する。」
「旧帝レベルを受験するなら浪人してもいい。それ以外で浪人はするな。」
旧帝レベルで共通テストと二次試験で成績をそろえようというのは3年では無理がある。中高一貫校
か1年浪人しないと非常に厳しいのが現実です。
「東大しか受験しない」「北大しか受験しない」「どうしても東北大に行きたいから私大は合格しても
行かない」という生徒はいました。
世間では現役合格率などというものがあり、現役合格が至上のもののように言われています。
ここ15年ほど東大理Ⅰの学生を見てきました。
東大は入学してからの競争が非常に厳しい大学です。
現役で合格した人も何人も見てきましたが、進振で苦戦している人がいたという印象です。
やはり基礎学力がやや不足しているのだと思います。
同じような理由で「奇跡の逆転合格」もかなり危ういと思っています。
文系なら何とかなるかもしれないが、理系ではまず苦労します。
第一理系は数学があるのでそう簡単に逆転合格はできません。
浪人して効果があるのは、現役時代に9割近くまで学力を作っていて、残りあと1割が不足
していたという場合です。
共テで手を付けられなかった教科があるという場合など。
高校時代にほとんど受験勉強をせず、浪人すれば何とかなるだろうというのは幻想です。
国公立大学を見ると私大に興味がなくなるという心理はよく理解できます。
授業料の問題を除いても国公立理系は研究にしろ就職にしろ環境が整っています。
就活をしてみて社会からの評価も実はかなり高かったんだということを実感します。
でも理科大と明治・芝浦は見てほしい。
前期・後期があるので後期で別の国公立を受験することも考えてほしい。
現在理系は実質的に6年制です。大学院でリベンジすることも可能です。
(と言って第2志望の大学に進学した生徒は皆そこの居心地がよくて6年過ごしました)
安易に浪人することには反対です。
やはりもう少し「旧帝レベルなら浪人してもいい。それ以外なら浪人するな」といい続けます。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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